2011年05月17日

応募するだけ無駄な求人

失業率は、相変わらず改善しない状況が続いています。
予想通り、震災後は悪化に拍車がかかっています。

また、有効求人倍率も0.5前後で推移しています。
これは、求職者2人に、1人分しか募集がないことを示しています。

しかし、さらに性の悪いことに、この有効求人倍率、
大きく水増しされていることは周知の事実になっています。

ハローワークとしては有効求人倍率を増やしたいので、
とにかく会社に求人募集の依頼をかけまくります。

このため、「実は人を採用する気が全くない」
のに求人票に掲載されているという会社が出てくることになります。

これは、カラ求人と呼ばれています。

全く採る気が無いと言う企業よりは
「いい人がいたら採用してもよい」
と言う程度の会社の方が多いのは事実ですが、
可能性が低いのに変わり有りません。

この手の求人を避けるには、職業安定所の担当者に聞いてみるのもひとつの手です。

「この求人、どのくらいの期間出て居ますか?」
と聴けば、空求人は其れとなく教えてもらえることが多いです。

職業安定所の立場だと、「失業給付をもらわれるよりは早く就職して欲しい」
のですから、無駄な面接に誘導することは避けたいからです。

「無駄な面接に行かせたく無いんだったら、空求人なんか出さ無いでよ」
といいたく成るところです。

けど、職業安定所は「有効求人倍率」も「就職者数」も、どちらの実績も欲しいのです。

結果、からくりを知ら無い求職者が
「採用される可能性も無い面接に出向いて時間と労力を使う」
と言う形でこのツケを払うことに成ります。

ハローワークで募集していた会社に面接に行くと、
「ハローワークに頼まれたから掲載しているだけで、採る気はない」
と平然と言い放たれた、という話はよく聞きます。


せめて、自衛しておきたいところですね。



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